フォースカッターのおすすめ頻度とは
効果の出やすい施術間隔
フォースカッターは全身のボディメイクに加えて、フェイシャル施術もできる多機能タイプの業務用エステ機器です。
1台でラジオ波、EMS+吸引、エレクトロポレーション、LEDの4役をこなすので、施術満足度を高めたいエステサロンへの導入におすすめです。
フォースカッターは1回でも大きな結果をもたらしてくれますが、確実に実感してもらうためには定期的に施術を受けてもらう必要があります。
そうなると、どのくらいの頻度で通うことをお勧めすれば良いのでしょうか?
今回はフォースカッターを使う頻度についてご紹介しましょう。
フォースカッターによるボディメイクエステの頻度
フォースカッターはどんなタイプの方にでも、たった1台で対応できます。
個人差がありますが、効果を実感するまでの回数は基本的に6回~12回となっています。
では、ボディメイクエステで使用する場合の頻度はどのぐらいが理想なのでしょうか?
公式サイトによると基本的には週1~2回のペースで通ってもらうと良いそうです。
間を開けても2週間に1回の頻度で受けてもらいましょう。
なぜこの頻度かというと、フォースカッターのボディメイクの要となるラジオ波とEMSの性質から導き出されています。
ラジオ波の一般的な頻度
ラジオ波はボディの悩みを温めてアプローチする効果があります。
3~4日と時間をかけて効果があらわれるので、週1~2回の頻度が理想的と言えるでしょう。
EMSの一般的な頻度
また、EMSは電気の力で筋肉に負荷を与えて、ボディメイクに導くものです。
筋肉に負荷をかけるので、立て続けで使用すると逆効果となります。
最低でも2~3日に1回のペースが理想的なので、そう考えるとEMSも週1~2回の頻度が妥当でしょう。
フォースカッターは他のボディメイク機器に比べて効果の持続期間は長いとされていますが、始めの内はせいぜい1~2週間で元に戻ってしまう可能性があります。
ただ、施術を重ねるたびに持続期間が延びて次第に定着していくので、最初のうちは週1~2回、間を開けても2週間に1回のペースで2~3ヶ月程受けてもらいましょう。
その後は1ヶ月、2ヶ月と持続期間が定着してくるので、メンテナンスとして月1回に頻度を落として通い続けてもらうことが理想的です。
フォースカッターによるフェイシャルエステの頻度
フェイシャルとしてフォースカッターを使用する場合、こちらも施術頻度は週1~2回が妥当です。
フォースカッターは様々な機能が1つに集約されているので、目的に応じて頻度を変えていくのも良いでしょう。
続いては、搭載されている機能ごとの一般的な頻度目安をご紹介していきます。
EMSの一般的な頻度
フェイシャル用のヘッドでもEMS機能が利用できるので、表情筋に働きかけて美顔効果を引き出せます。
ボディメイクと同じく電気により筋肉に負荷を与えるので、美顔効果を効果的に引き出すなら週1~2回から始めていき、次第に頻度を落として持続させるプランが理想的でしょう。
LEDの一般的な頻度
LEDの光を肌に照射することで肌環境を活性化させ、コンディションを整えることができます。
効果があらわれるのには少し時間がかかり、だいたい48~72時間は必要なので、効果を実感するのは翌日から翌々日となります。
連続で行って時間が短縮されるわけではないので、3日に1回、週1~2回の頻度での照射が理想的でしょう。
コンディションが良い状態が長期的に続くようになれば、あとはメンテナンスで頻度を落としていくと顧客も継続して通いやすくなります。
エレクトロポレーションの一般的な頻度
電磁パレスで極小の穴を開ける※1ことで、美容成分を肌の奥深くまで浸透させられる機能です。
エステサロンで用いられるイオン導入の7~20倍の浸透率を誇り、また分子量の大きな成分やイオン化できない成分も浸透させられます。
肌の奥にしっかり浸透できるので効果はもちろん、持続性にも優れていることが特徴的です。
そのため、一般的にエレクトロポレーションの頻度は2週間から1ヶ月に1回でも十分な効果を得られます。
美容成分の浸透を一番の目的としているのであれば、フォースカッターの頻度も2週間から1ヶ月に1回と間隔を広げても良いでしょう。
顧客様のニーズも考えて適切な頻度を提案
フォースカッターの頻度は週1~2回の施術が最適ですが、頻度を伝える際は顧客様のニーズもしっかり考えた上で提案する必要があります。
顧客様にもそれぞれ予定や都合があるので、週1~2回のペースで通うことが難しい方も少なくありません。
そのような方には2週間に1回、または月に1~2回の頻度を提案する配慮が必要でしょう。
ただ、通う頻度に応じて効果や気持ちの面で変わってくる部分があります。
ここで一度、頻度に応じて考えられるメリット・デメリットを見ていきましょう。
通う頻度が高い(週1~2回)
メリット
効果の持続が切れるまでに施術を重ねるので、短期間で効果を実感できます。
また、エステティシャンは肌や体の状態や変化に気付きやすいので、その都度適した提案が可能でしょう。
効果を感じやすい分、顧客様のモチベーションも続きやすいメリットがあります。
デメリット
通う頻度が高いので経済的な負担がデメリットです。
顧客様への負担を軽減したいのであれば、料金の見直しや効果を最大限に引き出すための工夫といった検討が必要でしょう。
通う頻度が低い(月1~2回)
メリット
通う頻度が低いので、顧客様の経済的な負担は軽減されます。
忙しい人にとっては無理なく通えることも利点でしょう。
デメリット
効果の持続期間が落ちてしまうので、効果を実感するまで時間がかかってしまう可能性があります。
また、間隔が空き過ぎて次第に行くのが面倒になり、途中で辞めてしまうケースもあるでしょう。
間が空きやすい人でも効果を維持しやすく、また辞めてしまわないように間が空いても通いたくなる工夫が求められます。
通う頻度に応じてメリット・デメリットがあるので、エステサロン側はそれを理解した上で、顧客様のニーズに合わせた適切な頻度を提案する必要があります。
やむを得ず間隔を開けなければならない顧客に対しては、モチベーションを下げず、継続して通ってもらえる工夫を検討していきましょう。
同時に頻度が高い顧客に向けてもデメリット部分が大きくならない工夫も求められます。
間が開く場合はホームケアの指導を
フォースカッターは最低でも2週間に1回行ってもらいたいのですが、どうしても2週間以上開いてしまう方もいます。
その場合は、少しでも効果を延ばすためにホームケアの指導を行うと良いでしょう。
ホームケアに徹底してもらうことで効果が持続するだけではなく、通う頻度が少なくてもモチベーションが維持されやすくなります。
また、美意識も高まるので、途中で辞めてしまう可能性を下げられるでしょう。
エステサロンに通われる方の多くは美容に関して深い関心を持っているので、プロが知識を提供することで満足度の向上にも期待できます。
通う頻度に間が空いてしまう場合は、カウンセリングも念入りに行うことを心掛けましょう。
頻度が高い人に比べて体や肌の状態を把握しづらいので、通わなかった間に変化がなかったか確認しておくことが大事です。
そうすることで顧客に効果的な施術を行え、ホームケアでも悩みに応じた内容で提案できるでしょう。
開業の際はニーズをしっかり把握することが大事
これから開業と同時にフォースカッターの導入を検討されている場合は、開業する地域に注目しましょう。
地域によって年代や性別、ライフスタイルに違いがあるので、エステサロンにニーズも変わってきます。
また、エステサロンを利用する人の中でも通う頻度は異なるので、頻度が高い人が多いのか、それとも低い人が多いのか細かく分析していく必要があるでしょう。
フォースカッターを導入するのであれば、できれば通う頻度が高い見込み客が多い地域が望ましいです。
なぜなら、間隔が空きやすい顧客層が多いとなると安定した利益が生まれにくいからです。
他の施術で賄えれば問題ありませんが、フォースカッターをメインでやっていくとなるとエステサロンに通う頻度が高い客層をターゲットに、地域を選定していくと良いでしょう。
フォースカッターの頻度についてご紹介しましたが、週1~2回のペースで薦め、効果の定着具合に応じて頻度を落としていくプランが理想的です。
様々な体質に効果を発揮してくれるエステ機器ですが、効果の表れ方は人それぞれ異なります。
そのため、施術ごとに体や肌の状態を確認しつつ、頻度を調節していく柔軟な対応が求められます。
通える頻度は顧客ごとに異なるので、効果が表れる回数や持続期間、最適な頻度を踏まえて、顧客のニーズに合わせた頻度を提案していきましょう。
※1 角質層まで