業務用キャビテーションを導入する前に知っておきたいポイント
最近では様々な痩身術がありますが、その中でも特に注目されているのがキャビテーションです。
エステサロンでキャビテーションのメニューを導入するなら、専用の業務用キャビテーションマシンも導入する必要があります。
今回は、業務用キャビテーションを導入する前に知っておきたい、キャビテーションに関する様々な知識についてご紹介していきます。
キャビテーションの仕組みとは?
キャビテーションには空洞現象という意味があり、液体にかかる圧力によって気泡を消滅させ、その衝撃を利用して脂肪を破壊していきます。
この原理によって、痩せたい部分にだけ超音波を照射させ、その部分の脂肪だけが分解される仕組みです。
超音波自体は医療の分野でも使用されていて、エコー検査などでも用いられています。
人間の耳では聞き取れないくらいの高い周波数ですが、これが人体に当たると振動が起こり、この超音波の原理を使って精密機械の洗浄や宝石などの洗浄にも用いられるようになりました。
この仕組みを研究し、同じ原理を利用したのが痩身術のキャビテーションになります。
キャビテーションは超音波を体の外から与えて衝撃を起こし、これにより脂肪細胞の破壊を促し、脂肪が体内に溶け出す効果が期待されています。
体内に溶け出した脂肪は、老廃物として血液やリンパを通って体外に排出される仕組みです。
本来、人間の体の脂肪は15℃程度では固体となったままですが、体温の高さになればほとんどが液体に近い状態になっていると言われています。
脂肪が液体の状態の時に超音波による衝撃を与えれば、細かい振動によって液体が沸騰したような現象を起こし、血液やリンパの流れに乗って排出されやすくなるため、痩身効果が期待できるのです。
痩身効果が期待できるキャビテーションですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
どのようなメリット・デメリットがあるのか確認してみましょう。
メリット
・脂肪を破壊するためリバウンドが少ない
・部分的な痩身が可能
・施術時間が短い
・メスは使用しない
メリットとして、直接脂肪細胞を破壊するため細胞数だけを減少できることが挙げられます。
痩身エステでは、どうしても施術を受けた時だけ綺麗になり、その後今までと同じ生活を送るとまた元通りになってしまうというがありますが、キャビテーションに関しては細胞数の減少により、リバウンドが少ないと言われています。
また、照射できる範囲が手の平2枚分程度なので、太ももや二の腕など部分的に痩身できて、バランスの取れた理想のスタイルへと導けます。
硬くなった脂肪に対してもアプローチできるため、セルライト解消にも効果的でしょう。
気になる部分だけに照射するため施術時間も20分程度で済み、メスを使用しないので痛みも筋肉痛程度の痛みしかありません。
デメリット
・超音波の音が気になる人もいる
・即効性が感じにくい
・内臓への負担
・定期的に行う必要がある
他の痩身に比べてリスクが少ないキャビテーションですが、それでもこのようなデメリットは生じてしまいます。
まず音に関してですが、どうしても超音波を使用した施術になってしまうので骨伝導により金属音のような音が気になってしまう場合があります。
また、脂肪を溶かして血液やリンパに乗せて自然に排出していくため、即効性は感じにくくなります。
即効性を感じないと効果がないと思いがちですが、キャビテーションの仕組みを知っているならデメリットに感じることもありません。
他にも細胞から流れた脂肪が血液を通じて肝臓へと行き、そこから順番に排出されていきます。
この人体の仕組みにより肝臓に負担を感じる可能性があり、場合によっては胃の不快感や下痢などの症状が現れる可能性があるので気を付けましょう。
定期的にキャビテーションによる施術を受けた方が効果を実感しやすいため、5回程度の施術が必要になりますが、受けた回数によって金額も変わり、時間もかかります。
キャビテーションの効果
キャビテーションの仕組みから、これらのメリットやデメリットがあることが分かりましたが、やはり確実に、そして綺麗に痩せられることから評判になっています。
キャビテーションを受けた場合、どのような効果が実感できるのでしょうか?
元々脂肪の多い人や代謝の低さによって効果を感じるまでの時間に差は生じてしまいますが、その効果は大体同じと言えます。
確実な部分痩せが可能
キャビテーションによって、これまで難しかった部分痩せも可能になります。
これはキャビテーションのメリットでもあり、超音波の照射によって特定の部分にだけその照射が可能です。
ダイエットでは落としたくない部分に限って落ちてしまい、さらに食事制限や運動などで思うようなスタイルにならない場合もあります。
しかし、足や二の腕など見える部分だけの脂肪を落とせるため、確実な部分痩せを実感できるようになっています。
セルライト解消
日本人女性の約8割はあると言われているセルライトは、2年~3年程度の時間をかけてゆっくりと脂肪細胞に引き寄せられ、徐々に大きくなっていくのが特徴です。
肥大化したセルライトが結び付いていき、表皮や真皮を押し上げて肌の表面にも出てくるため、英語では「オレンジピールスキン」とも呼ばれています。
このセルライトは毛細血管やリンパを押し潰して血流の悪化を引き起こすため、ない状態が望ましいのですが、完全に除去することは難しいでしょう。
特にお尻や太ももにできやすく、普通のダイエットではなかなか落とせません。
しかしキャビテーションであれば、セルライトがある部分だけを集中的に照射して解消へと導きます。
頑固なセルライトや自分ではなかなか見えない部分でも、これによって解消できるでしょう。
他の施術よりも実感しやすい
これまでは、ハンドマッサージによって脂肪燃焼を促したりリンパの流れを活発にしたり、ラジオ派やEMSなどの機器を使用して行う施術が一般的でした。
これらの効果はキャビテーションよりも時間がかかり、特にハンドマッサージなどの施術はエステティシャンの技術によっても効果が変わってきます。
しかし、キャビテーションであれば技術に関係なく、一定の効果が実感できて高性能のキャビテーションマシンであれば、それだけ効果も高くなっています。
さらに、これらの効果を高めるためには施術を受けた後、2~3時間程度は代謝が高まっているため、炭水化物の摂取や食事の摂取には気を付けましょう。
早めに老廃物を排出させるために、水分を多めに摂るようにすると良いでしょう。
業務用キャビテーションと家庭用キャビテーション、何が違う?
太ももやお腹、お尻など、体のあらゆる部分にある脂肪を取り除くためにはキャビテーションは有効です。
しかし、キャビテーションには家庭用と業務用があります。
どちらも使用していくことで効果が実感できますが、どのような違いがあるのでしょうか?
効果的に脂肪を落とすためにも、業務用キャビテーションと家庭用キャビテーションの違いを見ていきましょう。
持ち手のヘッドに違いがある
業務用と家庭用のキャビテーションを比較すると、持ち手にある金属部のヘッドの造りに違いがあります。
業務用は、超音波の反響がより工夫されているため脂肪の奥にまで効果が届きやすいのです。
範囲も広いので、家庭用に比べると施術時間を短縮できます。
耐久性に違いがある
業務用と家庭用のキャビテーションでは耐久性に違いがあるでしょう。
業務用のキャビテーションは1台何百万円と高額になるため、その分耐久性にも優れています。
家庭用のキャビテーションも国内産のものであれば長持ちするものも多いですが、海外産のキャビテーションの中には壊れやすいものもあるので注意が必要です。
値段に違いがある
上記でも触れたように、業務用のキャビテーションは価格が高いです。
家庭用ものは価格が抑えられたものも多く、初心者でも購入しやすいメリットがあります。
近年では、家庭用のキャビテーションを使用するサロンも増えています。
しかし、より効果を実感してもらいたいのであれば、業務用のキャビテーションを利用した方が良いでしょう。
キャビテーションを取り入れても効果がない…その原因は?
部分痩せに最適と言われるキャビテーションですが、サロンで試したとしても効果を感じられないと悩む女性はいます。
施術を受けたにも関わらず、「痩せない」「効果がない」「リバウンドしてしまった」などの口コミも存在しています。
キャビテーションのメカニズムは、体の気になる部分に超音波を当てていき脂肪細胞を乳化させ、厚くなった脂肪を落とすだけではなく、硬い脂肪やセルライトも分解させていくというもの。
しかし、キャビテーションは脂肪を乳化させたり分解させていくことしかできません。
時間が経過するごとに乳化した脂肪細胞は元に戻ってしまうため、元に戻る前に外へ排出させることが大切となります。
外へ排出させる仕組みとしては、乳化した脂肪はリンパを通って肝臓へ行き、肝臓にたどり着いた脂肪は肝臓によって処理され、体外へ排出されます。
この一連の流れをスムーズにできなければ効果的に痩せることはできないでしょう。
しかし、脂肪細胞がリンパで流れる量や肝臓で処理される量には限界があるため、乳化させた脂肪が全て排出されるとは限りません。
そのため、繰り返しキャビテーションを行うことが重要となるでしょう。
上記の他にも、施術中に行うことでキャビテーションをしても効果を実感できないことがあります。
その原因は何なのか解説していきましょう。
運動を怠った
サロンに行ったことで満足をしてしまう人は多いです。
キャビテーションでは脂肪細胞を乳化したり分解することしかできないため、排出させることが大切です。
そのため、施術をしたあとにはマッサージをすることや運動することが重要となるでしょう。
運動をすることで代謝が良くなり、脂肪がリンパに流れやすくなります。
サロンでは、キャビテーションの後にマッサージも行うでしょうが、自宅でもマッサージや運動を行うことで処理できなかった分の脂肪の排出を促すことができます。
サロン経営者であれば、家でもできる簡単なマッサージ方法や運動のやり方をお客様に教えると良いでしょう。
食事に問題があった
キャビテーションをした後は、脂肪が分解されて体脂肪が急激に落ちています。
施術中に汗をかくことでお腹が減る人もいるでしょう。
しかし、施術した直後の体は栄養を吸収しようと必死です。
その段階で食べ物を摂取してしまうと、体は欲しがっていた栄養が大量に流れ込むのでより多くの栄養を吸収しようと働きます。
そのため、吸収し過ぎてしまい太る原因を作ってしまうのです。
痩せたいのであれば、キャビテーション後には食べ物の摂取を控えることが大切です。
サロン側であれば、食事指導を行い痩せやすい体づくりを提案しましょう。
代謝が悪い
人によって代謝にも違いがあるでしょう。
汗をかきにくいのであれば代謝があまり良くない状態にあると言えます。
代謝が悪いと脂肪燃焼やリンパの流れが悪くなり、痩せにくい体となってしまいます。
キャビテーションであれば、分解や乳化した脂肪を流すためには代謝が重要です。
もし、代謝の悪さを実感しているのであれば体質改善を行い、代謝しやすい体づくりから始めましょう。
業務用キャビテーションマシンを買うならフォースカッターがおすすめ
エステサロンを経営していたり、これから経営を始めるサロンのオーナーであれば、キャビテーションマシンの導入を考えるでしょう。
キャビテーションは業務用と家庭用がありますが、前述したようにサロンに導入するのであれば業務用のキャビテーションマシンの方がおすすめです。
しかし、業務用のキャビテーションマシンは種類がとても豊富。どのマシンを選んでいいのか悩んでらっしゃるオーナー様も多いと思います。
そこで、是非おすすめしたいのが業務用エステ機器「フォースカッター」です。
キャビテーションマシンでは、脂肪細胞の乳化までしか行えません。
その後のマッサージは違うマシンやハンドマッサージで行うこととなるでしょう。
しかし、フォースカッターは1台で2種のWラジオ波やEMS、吸引、LEDと4つの役割を持っています。
1回施術するだけでも効果を実感でき、施術時間の短縮もできるため、サロンであればより多くのお客様を施術することが売上アップにもつながります。
費用に関しても、一括購入だけではなく割賦やリースで購入することが可能です。
サイズもコンパクトなため、規模の小さいサロンでも導入しやすいと言えるでしょう。
キャビテーションマシンは、効果的に脂肪の分解や乳化を促すことができます。
しかし、キャビテーションだけでは脂肪を体外に排出させることはできません。
より効果的に満足のいく施術をしたいのであれば、フォースカッターを活用して脂肪を落としていきましょう。