痩身エステでよく耳にする「ラジオ波」。そもそもラジオ波は電磁波の一種で、体に当てると痩身効果が期待できるといわれています。
しかし、電磁波を体に当てるということによる副作用やラジオ波に対する国の規制などが、気になる方も多いのではないでしょうか。

まずは、エステ機器でも採用されているラジオ波についてご紹介します。

そもそもラジオ波とは

安全性の前に、ラジオ波の特性を知ることが大切です。
無線周波数の一つで、周波数が0.03MHz~300MHzの電磁波の総称を「ラジオ波」といいます。

日本の電波法で定義される非電離放射線(物質を構成することのできる原子を電離させられない電磁波)に分類。エステ機器以外にも、たとえば、短波・中波ラジオやFMラジオといった電波、テレビ、消防無線などはおよそ0.03MHz~300MHzです。
ちなみに紫外線やX線、γ線などは電離放射線に含まれ、高い周波数を示しています。

電離放射線には、物質を構成する分子や原子を剥ぎ取ってしまう電離作用があります。
そのため長時間電離放射線を浴びると遺伝子が傷つき、そのダメージが蓄積されることでがんを発症する可能性が高くなるのです。
一方で、非電離放射線は周波数も低く電離作用がないため、活用の場が多いとされています。

エステ機器で活用されるラジオ波の効果

様々な場面で使われるラジオ波。
そもそも、エステ機器で活用されているラジオ波には、なぜ痩身効果があるのでしょうか?

ラジオ波の刺激作用

人の体は、電波を受けると誘導電流が発生しますが、身体的に何か悪影響を及ぼすというわけではありません。この電流は周波数によっても変わりますが、電流の大きさがある一定量を超えると、神経や筋肉に影響を与えて血流に変化を起こすのです。これを「刺激作用」といいます。

ラジオ波を活用するエステ機器は刺激作用によって、血流を促進させて老廃物の除去を促したり、新陳代謝・基礎代謝をアップさせたりと、ダイエットだけではなく美容効果も期待できます。

ラジオ波の熱作用

ラジオ波は人の体に当たると、その一部が体内に吸収されて熱エネルギーになります。
というのも、体内にある分子を振動させて分子同士が摩擦することで、擦熱が発生して生体発熱作用につながるからです。
強い電波を受けた場合、熱エネルギー量が増えて体温も上昇。これを「熱作用」といい、大体100kHz以上から起こるのです。
ラジオ波によって熱作用が生じると、体内にも同じ現象が起きて熱が発生。この効果が燃焼効果へとつながります。

エステ機器からラジオ波を出力する様式

ラジオ波を活用するエステ機器には、「モノポーラ式」、「バイポーラ式」、「マルチポーラ式」といういくつかの様式が採用されています。

それぞれの仕組みを見てみましょう。

モノポーラ式

1つの電極から電極板に向かってラジオ波を発生させる様式です。
電極から体の下にある電極板に向かってラジオ波が流れていきます。
1つの電極というと効果が薄いのでは?と考える方もいるかもしれません。ただ、実際には対極の電極板に向かってまっすぐラジオ波が伸びるため、体の奥までしっかりとラジオ波を届けることができるのです。
強力なラジオ波を流すため、クリニックでも導入されています。
体の奥でしっかりと熱を生み出すということは、体の内部から効率的に温められるため燃焼も期待できるでしょう。

モノポーラ式のエステ機器では、3~6時間程度ポカポカとした状態が続きます。
体の深部が温まることで燃焼以外にも、老廃物の排除や免疫力の向上、活性酸素の除去、腸の活性化による便通の改善、疲労の回復など、様々な効果が期待できるのです。

バイポーラ式

バイポーラ式には電極が2つ設けられており、+(プラス)から-(マイナス)に向かってラジオ波を発生させます。
この方法では電極間でのやり取りのため、体に当てていても皮膚の浅い部分までにしかラジオ波の効果を得ることができません。
ただ、モノポーラ式に比べると広範囲での施術が可能。広く浅くラジオ波を届けるのには適しているといえるでしょう。
とはいえ、ラジオ波のエステ機器にバイポーラ式を採用しているものは少ないのです。

マルチポーラ式

マルチポーラ式とは、電極が3個以上設けられている様式です。
電極が3個以上あることで、それぞれが+から-に向かってラジオ波を送ることができます。
バイポーラ式と似ていますが、電極のセットがいくつもあることによって、体内の浅い部分はもちろん、深いところまでをカバーすることが可能です。
つまり、広く深くラジオ波を届けるために最適といえます。
ただ、やはりモノポーラ式に比べると熱量は減少。そのため、ボディよりも顔のたるみや引き締めなどに活用されることが多いのです。

エステ機器は電波法を犯しているのか?

これまでエステ機器は、効果・効能に関する広告や、光脱毛やケミカルピーリングなどの施術で違法となっているものへの取り締まりが主でした。
しかしある噂が存在します。ラジオ波を発生するエステ機器は電波法を犯しており、取り締まりの対象になるのではないかというものです。

この噂は本当なのでしょうか?

電波法とは?

昭和25年より施行された法律である「電波法」。主に電波の使用や無線局の設置、無線局を利用するための資格、高周波を利用した機器・設備の設置などを規制するのが役割です。そのため、日本の電波や通信は電波法によって正しく規制されています。

電波法が適用されるラジオ波のエステ機器

電波法には様々な規制について記載されており、その中に「高周波利用設備の概要」というものがあります。
これは、電線路に10kHz以上の高周波を用いた通信や電話、その他の通信設備、及び10kHz以上の高周波を要する工業用加熱設備や医療用設備などを用いる場合、設置許可を受けなくてはならないというもの。
高周波を利用することで放送や無線通信に影響を及ぼしてしまう可能性があるため、規制の対象となったのです。
この設置許可は個別で申請する必要があります。
つまり、高周波機器を利用する場合、高周波利用設備の申請手続きをしなければなりません。
高周波利用設備の設置は総務大臣の許可が必要で、設備の変更・撤去にも手続きが必要です。もし申請手続きをしないと、電波法違反で懲役1年、もしくは100万円の罰金刑が科せられてしまいます。

しかし、申請手続きが不要となる条件もいくつか存在。ラジオ波のエステ機器が関連しているものとしては、「通信設備以外の高周波利用設備であって、その高周波エネルギーが50W以下のもの」という条件です。
現在、ラジオ波のエステ機器を活用しているエステサロンは、その機器の高周波エネルギーが50W以下なのかどうかを確認してみましょう。

申請手続きを行う方法

高周波エネルギーが50W以上だった場合、通常、申請はエステ機器の販売会社が代行して申請するケースがほとんどです。
ただし、移転する場合やエステ機器を撤去する場合、新たに設置する場合には申請が必要になり、特に移転や撤去では、エステサロン側での申請手続きが必須なのです。

まずは、ラジオ波のエステ機器は性能によって、電波法を犯してしまう可能性があるということを理解しましょう。
また、これからラジオ波のエステ機器の利用を検討されている場合は、製造元か販売元に対して高周波利用設備の申請が必要かどうかを確認することが大切です。
申請手続きは総務省の電波利用ホームページから。

フォースカッターは申請が必要ありません。

ラジオ波を備えるエステ機器はいくつかあります。
その中で2018年1月に販売された「フォースカッター」には、申請が必要なのでしょうか?
フォースカッターのラジオ波と共に解説していきましょう。

フォースカッターに備わっているラジオ波の機能

従来のエステ機器とは異なり、フォースカッターは4つの機能を兼ね備えています。
その中で燃焼・引き締め効果に役立っているラジオ波。
フォースカッターに備わっているラジオ波には、「モノポーラ式」と「マルチポーラ式」が採用されています。
1つのエステ機器で、モノポーラ式とマルチポーラ式、その両方の効果を得られるのはフォースカッターだけです。

フォースカッターは、モノポーラ式を利用して体の奥までしっかりと分子同士を振動。この時、ボディの悩みを燃焼しやすくします。
また、マルチポーラ式によって表層部分を中心に温めていくため、しっかり溶解効果を期待できます。

さらにフォースカッターでは、吸引とEMSを行うことで溶解された老廃物の排出を促し、筋肉強化によって美しいボディラインをつくり出すのです。

フォースカッターは高周波エネルギー50W以下!

このように多機能・高スペックなフォースカッター。不安になるのは申請が必要かどうかという点です。
しかし実は、フォースカッターは申請手続きが不要な条件「通信設備以外の高周波利用設備であって、その高周波エネルギーが50W以下のもの」に当てはまっています。

一般財団法人テレコムエンジニアリングセンターにおいて、高周波出力に関する一般試験が実施されました。

この試験では、高周波出力を測定するため、フォースカッターを標準動作状態にし、そこから最大定格値を動作させた時の高周波出力を高周波電力計によって測定。その結果、3回以上測定した平均値が46.0Wという測定値だったため、申請が不要な条件である50W以下が証明されたのです。
一般財団法人テレコムエンジニアリングセンターは、40年の歴史を持つ無線設備などの認証・試験機関であり、日本のみならず海外向けの設備認証・試験を実施しています。信頼のおける第三者機関の試験であるため、信用度はかなり高いといえるのです。

つまり、フォースカッターであれば導入するための申請手続きが不要。安心して使用することができます。
電波法に関して不安を感じていた方も、ぜひフォースカッターを使用してみてはいかがでしょうか?